アスペルガー症候群の言語発達

 言語発達過程は、生後2~3ヶ月ごろ「あー」「うー」と声を出し始め、1歳半~2歳になると「マンマ」「ママ」「パパ」「ワンワン」と発語できるようになります。
その後、単語と単語の組合せ、いわゆる2語文に発展し、3歳で3語文と増えていきます。
また、1歳半ごろ大切なのは単語数ではなく、親の言っていることを理解できているかどうかです。
この時期、親は、どうしても他の子どもと、発達スピードを比較し過敏になってしまうものです。
ここでいう、スピードとは成長に何らかの問題があり、結果、言語発達が遅いという事です。
言語を含め、乳幼児健診では発達の遅れに注視し、経過観察、治療支援につなげます。

 アスペルガー症候群は、明らかな知的な遅れや言語発達の遅れを伴わないのが特徴の一つです。
そのため、乳幼児健診で早期に発見することが困難です。
年齢以上に大人びた話し方をしたり、会話ができるものの真意がずれる(空気が読めない)といった、特徴が顕著に現れるのは就学後です。

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