クワイエットアワー

 発達障害がある人の中には、生まれつき、「五感が敏感」な特性を持つ人達がいます。
このような、特性を持つ人達は、「見え方・聞こえ方・感じ方」が独特です。
特性が1つの人もいれば、複数併せ持つ人もいます。
なお、発達障害がなくても、過敏症の人はいます。

(見え方の例) 通常の照明が非常に眩しく感じる。
        点滅しているように見える
(聞こえ方の例)となりの人の声も聞こえないほど、BGMがとても大きく聞こえる。
        空調の音が、反響音のように聞こえ、不快。
(感じ方の例) 水を触るとにゅるにゅるなどの、不快感が生じる。
        人ごみで、適切な距離間が取れず、恐怖を感じる。

 過敏症状がある人は、できるだけ刺激が多い場所をさけていますが、外出時には、医療用メガネ・マスク・手袋・耳栓などを使用し生活しています。
イギリスでは、「クワイエットアワー」が導入されています。
「クワイエットアワー」とはスパーマーケットなどで、週に1度、決まった時間帯に店内の「ディスプレーに配慮/画面に映像を映さない」「照明を必要最小限に抑える」「BGMを止める」などの配慮がなされることです。

 過敏症を持つ子どもは、大きな音や光に驚き、中には、パニックになる子もいます。
そのことで周りの人から、好奇の目で見られたり、親のしつけがなってないなど、誤解を受けることも多々あり、外出を控えています。
イギリスでの取り組みが、日本でも導入されることを願っています。

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