偏食と味覚過敏症

他人と五感を正しく共有することは、困難です。
味覚過敏症がある人は、塩味・甘味・苦味・酸味などの味の1つ、または、複数の味覚に対し、繊細に味を感じとることができます。
そのため、食材が複数使用されている料理は好みません。さらに、1つの食材であっても、独特な味覚を感じる人もいます。
例えば、トマトがレモン以上に「すっぱく」感じたりします。
これは、野菜嫌いな子どもに対して、食材を細かくするなどの調理方法によって改善されるものではありません。
まして、「わがまま」や「親のしつけが悪い」訳ではありません。

 保護者や先生としては、バランスの取れた食生活をとお考えでしょうが、味覚過敏症がある子の場合、食物アレルギーと同様に考えてください。
食べられない物を食べられるようにするのではなく、子どもが、好んで食べる食材や料理の共通点を考え、子どもが安心して、食べられる物を増やしていくことが大切です。

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