持ち物(3)~筆記具~

 私が小学生の頃、鉛筆といえば、HBでした。
しかし、現在は、2Bが推奨されています。
理由は、日本の子ども達の体力低下によるものです。
体力の低下にともない、筆圧も低下したことから現在は、HBより、芯が柔らかく、濃く書ける2Bが推奨されています。
特に、指先に不器用さがある子ども達にとって、授業中、みんなと同じ速さで板書をするのは大変です。
そのため、鉛筆の濃さ以外にも、持ちやすく指先が安定していることが重要です。
例えば、太い鉛筆や、一般的な鉛筆に補助グリップをつける等です。
現在は国内外のメーカーから実用的で、見た目も楽しい文具が出しています。
親子で相談しながら、お子さまに合った鉛筆を選んでください。

 

 

 

 

 

 

 また、ノートに関してですが、各教科で指定のノートがあると思います。
手先に不器用さがなくとも、空間認識能力が弱いお子さまは、文字を一定の大きさで書くのが難しく、時間を要します。
そのような特性のあるお子さまには、教科に関わらず、方眼ノートを使用しましょう。
さらに、テストの際の、回答用紙に関しても、方眼があるものにして頂けるよう、事前に担任の先生と話し合う必要があります。(国公立の学校においての合理的配慮)
教員の方には、若干の負担にはなると思いますが、現在はPCがあるので、回答用紙を方眼にするのは比較的簡単な作業です。

 義務教育での対応が、高校入試、更に、センター試験においての支援内容につながります。
生涯において、何らかの支援が必要な子ども達に、教育のチャンスが平等に与えられることを願っています。

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