避難生活
地震や台風により地域の避難所を利用することがあります。
当然、発達障害がある人が避難所に身を寄せることもあるでしょう。
障害特性があるために、慣れない集団生活になじめなかったり、家族が周囲に気兼ねしたりと苦心しているお話を耳にします。発達障害は一見しただけでは、障害があると他人に理解されにくいという側面があります。
コミュニケーションを取るのが苦手な人もおり、個々の障害の特性に配慮した支援が求められています。
国立リハビリテーションセンターアンケートより(東日本大震災時)
・「もう、おむつをする年齢じゃないでしょ」(当時5歳)と言われ、
おむつを1.2枚しかもらえなかった
・近くの薬局で薬をもらえたが、いつもと違う形状で結局飲めなかった
・我慢できない、静かにできない、ひとりごとを話す、跳びはねてしまうなどどうしても
他人に迷惑を掛ける
・音に敏感でたくさんの人が集まる場所が特に苦手。体育館は音が響いて特に難しい
・食料や飲料はパッケージが変わっただけでも否定した
非難の際に携行するもの
障害の状況を伝えるもの
ライフサポートブック・障害者手帳(療育手帳・精神障害者福祉手帳等)
多動や常同行為を解消するもの
バランスボール(常に体のどこかを動いていたい人は椅子として使用)
ストレス解消グッズとして販売されているスクイーズ・無限プチプチ
環境刺激から身を守るもの
目→アイマスク・サングラス 鼻→通常のマスク・防塵フィルター付きマスク
耳→耳栓・イヤーマフ・デジタル耳栓 皮膚感覚→手袋・敷物
POINT
家族で災害の時には、事前にどうするかを話し合う
非難の際に携行するものは、当事者が使用して決める