ディスレクシア~Seeing AI~

 学習障がい(LD)と診断された中で一番多く見られる症状です。
欧米では約10~20%の人にこの症状があると言われています。読字障がいがあると、結果として文字を書くことにも困難さが生じるため、読み書き障がいと呼ばれています。
視力に問題がなくとも、文字の見え方が違っている特徴があります。
知的発達に遅れがないことも多く、対話はスムーズにできます。しかし、文章を読むとなると、一文字一文字読むなど、極端に困難さが表れます。

 小学生になり、ひらがな・カタカタは読み書きできても、漢字のなると理解できなくなる児童もいます。
これは、視覚認識能力が弱いためと言われています。漢字は、漢字自体が表意文字で音読みと訓読みがあり、更に日本語は、同音異義語が多いため混乱をまねきます。
その他、中学生以降に英語が難しいといった読み書き障がいもあります。(リスニングはできることがある)様々なタイプの読み書き障がいがあります。

 昨年の12月マイクロソフトが、視覚障害者向けの無料アプリ「Seeing AI」の日本語対応をスタートさせました。
アプリ内で、文字の読み上げ、画像・色・明るさなどの識別をこなし、視覚障害者の自立した生活をサポートします。
ディスレクシアの人にとっては、スマホをかざすだけで代読してくれるため、非常に便利なアプリです。

 

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